基本は、野球(盤)と同じ
・チーム対抗形式のゲームです。
・チームの人数は、8~10人が理想ですが 5人でも 15人でも可能です。
・走者がホームへ還ってくれば1点、フェア・ファウルボール、三振等 野球と同じで 総得点を
競います。
・投手からの転がってくるボールを打者が打ち返し、打球の行方によって打撃成績を決めること
は野球盤と同じです。
・盗塁・ダブルプレー類・牽制球・タッチアップ 類はありません。
試合開始前の準備
・プレーエリアの準備
ラインテープを貼り、用具を展開する。
下図にイメージを示しました。
守備:内野手はそれぞれの守備位置に用具を置くのみです。
外野手はレフト・ライトの位置に置いたイスに たも式の守備用具を置きます。
但し外野守備は会場広さにより1人にしたり 無くしたりの工夫をします。
・ベンチ:チームの人数分のイスを1塁側、3塁側に並べるのがお薦めです。
~標準セットでの用具展開イメージ~ 2022.11.8 外野守備位置後方に
・審判
主審を1人、余裕あれば副審を適宜 決めます。
基本:スタッフが担当します。
- 主審の役割:ゲーム進行の責任者。判定や指導 安全への配慮も担います。
- 副審の役割:主審を補助し スコアや BSO を担当する。主審が兼務できます。
・チーム分けとゲームの進め方
参加人数やゲームを行う時間を配慮してチーム分けを行います。
- 基本:2チームに分け、攻守を交互に行う。
参加人数にかかわらず2チームに分け、攻撃側は打順を決めて全員が順番に打ちます。
守備側は1人の投手と2人の外野手がつきます。イニング毎 又はイニング中で交代します。
- 応用:3チームに分け、1回をあるチームは「攻撃→守備→応援」、次のチームは「守備→応援
→攻撃」、もう1つのチームが「応援→攻撃→守備」という具合に行うこともできます。
- チーム数が多くなった時:時間が許されればトーナメントや総当りで楽しむこともできます。
状況に応じて、工夫して下さい。
・監督・キャプテン
各チーム、監督・キャプテンを決めます。
- 監督の役割:チームの代表者。打順・守備順を決めチームをまとめます。
- キャプテンの役割:先攻・後攻を決めるジャンケンをしたり、監督を補佐します。
監督・キャプテンは兼任したり、スタッフが代行することもできます。
- 打順:ベンチのホームベース側からの並び順を打順とするのがお薦めです。
・放送係(できれば)
放送係をつくり、打者の紹介・実況中継・インタビュー等を行うと盛り上がります。
甲子園の応援BGM、運動会のマーチ 等を流すことでも 盛り上がります。
競技方法
・先攻・後攻を決める
主審がキャプテンを呼び、ジャンケン等で先攻・後攻を決めます。
・整列 挨拶
ホームベースをはさみ チーム別に整列し、試合前の挨拶をします。
・攻守に分れ所定の位置に
<先攻チーム>
- 1番打者がスティックを構えて打席に入ります。
2番打者以降は、打順の席順で応援席(ベンチ)に座って応援です。
次打席グッズを順送りで使うと打順間違いが少なくなります。
注意:①.打順を待つものは打者に近づかないこと。
打者が振ったスティックに当たらないため。
②.スティックで床を激しく打ってはいけません。
(餅つきのように)
スティックのヘッドが抜けるのを防ぐため、
伸縮部が壊れるのを防ぐためです。
<後攻チーム>
- 投手、外野手が それぞれの守備位置につきます。
選手はイニング毎 又は中で交代します。(監督の指示に従って)
- 投手は、投球用具の横でボールを持ち 投球の準備をします。
注意:投球用具の後ろにいないこと。
センター返しの打球が投球用具を上ってくることがあり、
これが投手の顔(目)に当たるのを防ぐためです。
- 外野守備:2人がレフト・ライトに置かれたイスに座り守備用具を持ちます。
お尻をイスから離さないで打球をすくえばアウトです。
(お尻を離した場合は「3塁打」とする等を決めておくと良い)
- 内野守備:選手は不要です。(各位置に用具が置かれている)
・いよいよ試合開始
- プレーボール
主審が「プレーボール」を宣します。
- 投球:打者の打撃準備ができたらことを確認し、投手はボールを投球器に放します。
- 打撃:投球されたボールをストライクと判断したらスティックで打ち返します。
- 打球判定:打球の行方で判定します。
ホームラン、3塁打、2塁打、アウトのどこに当たるかでバッターの成績が決まります。
1ヶ所以上 当たったときは 最初に当たった方で判定します。
どこにも当たらず止まったら止まった位置で判定します。
内野内ならアウトそこを越せばヒット。
ただし 内野安打の中に止まればヒット、当たっただけでは特に何もありません。
打球が投手や投球器・ランナーに当たった時はその後のボールの行く先で判定します。
ただし ピッチャーやランナーが故意に打球の行く先を変えた時は審判の判断で「故意」が
無かった場合を想定し、判定します。
(故意に打球に当たった時は「3塁打」とする等を決めておくのも良い)
注意:ピッチャーは無理して打球を避けないこと。
無理して打球を避けて転倒し ケガをしないように心がけて下さい。
- 三振・フォアボールもあります。
主審はボールが続いたらフォアボールになる前に投球器の方向修正を指示します。
- 走者は、打者の成績に応じて進塁します。
例えば 走者2塁でヒットが出たら 2塁走者は3塁に、打者は1塁に進み、
同様 走者2塁で2塁打が出た時は 2塁走者はホームイン。得点1となります。
- チェンジ(攻守交代)について:3アウトでの交代が基本です。
1イニング目は、3アウトでの交代でなく 「全員が1度 打席を体験して交代」もお薦めです。
- 決められたイニングまで試合を進め、総得点で勝敗を決めます。
時間の制約を作った時は、それを優先し 試合を終えます。
・試合が終わったら
- 試合開始時と同様 ホームベースを中心にチーム別に整列し、試合後の挨拶をします。
- 主審が得点と勝利チームの発表を行います。
- 感想を聞いて 次に生かしましょう。
- 後片付け
所定の片付けを行います。
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「リアル野球盤の楽しみ方」